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硬式球の規格と違い

練習球と公式球の違い

硬式ボールのサイズや重さ、素材の規格について

野球の公式ルールを定めた冊子「公認 野球規則」によると「硬式野球ボールはコルク、ゴムまたはこれに類する材料の小さい芯に糸を巻きつけ、白色の馬皮または牛皮二片でこれを包み、頑丈に縫い合わせて作る。【注・我が国では牛皮のものを用いる】」と記載があります。また、硬式野球ボールは重さ、大きさなどに規定があり、その範囲で製造されることが定められています。
外周229mm~235mm
重量141.7g~148.8g
縫糸綿糸16番手 10本撚り
ゴム芯400㎝の高さから落下させ180~200㎝のバウンド

硬式ボールにも違いがある?

硬式野球ボールは前述の通り、コルク、ゴム芯、羊毛、綿糸、革、縫糸で構成されています。硬式ボールは試合用・練習用など用途別に分けて売られることがありますが、その違いとして、毛糸や革の違いがあげられます。牛皮を被せる硬式ボールですが、その牛革の部位によって用途が変わってくるのです。背中の部位は張りがあり、しっかりとした手触りのボールが作れるため、主にプロや社会人の試合球等に使用されます。反対に、お腹部分に近づくにつれて革が伸びているため、練習球などの安価なボールに使われます。一頭の牛革からプロ・社会人用の試合球が約40球、高校野球用の試合球が約50球、練習球が約65球ほど製造することができると言われています。また、中に巻いてあるウールの材質、そしてウールが何%使われているかによっても品質・価格が変わってきます。ウールはバージンウール(新品のウール)、再生ウール(混合ウール)の2種類があります。試合球などにはバージンウール、安いボールは再生ウールを使っています。バージンウールの方が復元力が強いため、打球が飛んだりボールを握った時に表面の革がプクプク浮いていたりと言うことが起こりにくいです。反対に、再生ウールは強度が弱く切れやすいため、打球が揺れる、コントロールが悪く飛ばない、ボールが変形してしまうと言ったトラブルが起こりやすくなります。さらに、縫い糸に関しても違いがあります。試合用の硬式ボールは縫い糸に綿が使われていることがほとんどです。これは綿の方が握りやすいためです。反対に練習用のマシンボールでは長期間繰り返し使えるよう、素材の強いケブラー糸などが使われることがあります。