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マシンボール

練習球と公式球の違い

マシンボールとは

練習球の中でも、バッティングマシンの専用のボールとして使用される球をマシンボールといいます。マシンボールとして販売される練習球は、何度も繰り返し使用されることを前提として作られているため、非常に耐久性の高い素材が使用されていることが特徴です。

マシンボールを使った練習は意味がない?

バッティングマシンを使った練習は投手が必要なく、早いスピードのボールを打つ練習や同じ変化球を何度も打つ練習などができるためスキルアップに効果的という声は多いです。あのイチロー選手も、幼少時は毎日のようにバッティングセンターに通っていたと聞きます。しかしバッティングマシンを使った練習と実際に人間が投げる練習とでは大きく異なるため、注意が必要です。バッティングマシンは、機械の設定しだいで様々なスピードや変化球の反復練習を簡単に行うことができます。苦手なコースのボールや、変化球に対応する練習としてとても効果的に思えますが、どんな高性能なマシンの打ち込みを行ってもそれだけでは実際の野球で打てるとは限りません。その理由は、マシンと人間とで投球に違いがあるからです。マシンではボールの回転軸や回転数が投手が投げたものと大きく異なり、「キレ」や「伸び」といった、機械では分からない部分の再現が出来ないと言われています。人間の投球は、肩や肘の関節から順に動き、手首、肘へと力が伝わっていきます。全身の関節と筋肉を使ってボールを投げることで、立体的で非常に複雑な力の掛かった軌道になります。またマシンの打撃練習では、ボールを投げるまでの投手の動きやタイミングを掴むこともできません。「バッティングマシンのボールは死んでいる」と言われるのは、これらの理由からです。そのため、より試合に近い練習をしたいのであれば、人間が投げるボールで練習する方が効率的といえます。マシンを使った練習に頼り過ぎず、お互いの長所を活かして使い分けすることが、よいバッティング練習へと繋がるでしょう。